川崎の家(2018)

打ち放しの3階建て二世帯住宅。
1階が1人家族、2+3階が5人家族と、フロアで世帯を区切っています。
ただ、玄関を含めて全てが独立したプランながら、中庭を介してお互いの存在感が感じれられるような距離感を作りました。
またその中庭は1階住戸への採光を担う大切な光庭でもあります。
2階住戸のリビングには、5人が集まってものびのびと感じられるよう、吹抜けや床の段差、中二階を設けるなど空間に変化をもたせています。
また、その2階LDKに連続させて設けたデッキテラスが中庭と空間的につながり、二世帯住宅としてのまとまりを演出します。

川崎の家/RC/3階建て/2018年/川崎市/写真:中村風詩人